巨大食パンの夢を見て考えたこと

2023年3月30日

 目の前に立ちはだかる高さ4メートルの巨大食パンに、私はどう立ち向かうべきか-。

 こんにちは、社長の藤田です。とある地方新聞社での勤務を経て、2021年からフリーライターの仕事をしています。

 先日、変な夢を見ました。高さ4メートルの巨大食パンによじ登る夢です。

 私は夢見が悪く、穴に落ちたり、親類知人が死んだり、私が誰かを殺したり、逆に殺されたりといった夢を多く見ます。しかし巨大食パンが登場するというファンタジーな夢はあまり見た記憶がありません。

 「学歴も会社も頼れない時代にどうやって生き延びるか」がこのブログのテーマですが、今回は少し離れて、珍妙な夢について書きたいと思います。最後は強引にブログのテーマに結びつけます。

夢のあらすじ ー食パンの壁をよじ登るー

 夢のあらすじは以下の通りです。

 会社を辞め、スーツにネクタイ姿で転職活動をしていた私の前に、スライスされた真っ白い巨大食パンが壁のように立ちはだかりました。私はスーツ姿のままこの食パンによじ登り、パンの向こうへ行こうとしています。

 しかしこのパンはトーストされておらず、非常に柔らかくて、ふわふわ。強引に登ろうとすると、柔らかいパンがしなって私のほうに倒れてきます。私はすんでのところで地面に下り、倒れてくるパンを必死で支えています。

 何回もチャレンジしますが、どうしても上れません。「パンによじ登る→パンが倒れる→地面に下りて支える→パンを立てかけ、よじ登る」を延々と繰り返しています。

 傍らにはなぜか母親がいます。年末年始に少し体調を崩していたので、おそらく登場したのでしょう。言葉は発しませんが、心配そうに私を見つめています。

 ちなみによじ登る目的も荒唐無稽。パンの壁の向こうに国家公務員の住宅があり、そこへ行くと安い賃料で入居させてもらえるから、とのことでした。

 結局食パンの壁を越えることができず、あきらめたところで目が覚めました。

 枕元のデジタル時計は午前7時すぎ。日曜ということもありましたが、少々寝坊してしまいました。

夢を見て考えたこと① ー自滅して冒険しない自分ー

 夢を見て思ったのですが、これまでの私自身を象徴したような夢だと思いました。

自滅する自分

 自分で言うのも何ですが、私はどちらかというと悪い意味で頑張りすぎる傾向にあります。仕事でも何でも、窮地に陥ると、わき目も振らず、がむしゃらに課題に立ち向かうことがよくあります。

 この姿勢はそれで大切かもしれませんが、あまりクレバーな方法ではありません。そのため、結局は重圧に押しつぶされ、課題が解決できず自滅する、というパターンを歩んできました。

 私が会社員生活に別れを告げたいきさつも、まさに自滅でした。畑違いの部署に異動したにもかかわらず、周りに助けを求めずただ突き進み、結局自分のキャパをオーバーして自滅したのでした。

会社を辞めてから やむを得ずフリーライターになるまで

 夢の中の私は、闇雲に食パンにしがみつき、その食パンが倒れかかってきます。壁を乗り越えようとするあまり、その壁に押しつぶされる、リアルな私の姿そのものです。

冒険しない自分

 一方、私は保守的な傾向があります。保守といっても政治的な思想ではなく、古いやり方に固執し、新しいことに挑戦しない、冒険をしない、ということです。

 思えばこのブログも、退職して間もない頃から開設したいと考えていましたが、なかなか実行に移せませんでした。「毎日更新できるだろうか」「どうせ三日坊主になるだろう」など、できない理由ばかりを考えていました。「かく企画」の社員・仮面ライターさんの後押しもあり、ようやく2023年1月1日にブログを公開することに至りました。

 夢の中の私も、結局壁を乗り越えるのをあきらめてしまい、公務員住宅への入居という目的を達成することはできませんでした。

 フリーランスで仕事をするにあたり、今後いろいろな人や仕事との出会いがあると思います。「記事を書く」といったことだけにとらわれず、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。

夢を見て考えたこと② ー巨大食パンにどう対峙するべきかー

 奮闘むなしく食パンの壁を乗り越えられなかった私ですが、どのような行動を取るべきだったのでしょうか。

 「自滅する自分」の項と重複しますが、やはり闇雲によじ登ること以外の、別の方法を考えてみるべきでした。例えば、食パンの柔らかい部分を食べて穴を開けたりとか、パンの脇を回り道したりとか、いろいろな方法があったはずです。

 柔らかい食パンをバーナーなどで焼いて強度を持たせ、そこをよじ登るというのも一つの手かもしれません。しかし、パンくずがボロボロ落ちる、パンが油っぽくなるなど、他の弊害が出てくるかもしれません。

 皆さんだと、どうするでしょうか。もしいい案がありましたら、コメント欄に書き込んでいただければありがたいです。

まとめ

 最後に、私の好きな落語家さんの名言を紹介して、まとめに代えたいと思います。

壁にぶつかったら、乗り越えずに迂回したらええねん。

月亭八方

 この稿をお読みの方々も、これからいろいろな壁にぶつかると思います。もちろん私もそうです。学歴も会社も頼れない時代、よじ登ったり、回り道してみたり、いろいろな方法で壁を乗り越えていきましょう。

働き方

Posted by かく企画