好きな仕事か 選り好みはダメか ーフリーランス編ー
特定の会社などに所属せず、個人が業務委託という形で多方面から仕事を請け負う「フリーランス」。一般的なメリットとして、自分の好きな仕事を、好きなときにできる、ということが言われています。
一方で、フリーランスとして成功しようと思うなら、好きな仕事だけを選り好みしていてはいけない、という意見もあります。
どちらも一理ありそうです。学歴も会社も頼れない時代、増えつつあるフリーランスという働き方。好きな仕事を選ぶべきか、何でも仕事をこなしていくのが理想か、フリーライターをしている社長の藤田なりに考えてみました。
「選ぶ派」「選ばない派」それぞれの理由
フリーランスが増えつつある時代を反映してか、ウェブ上では個人、企業を問わず多くのサイトでフリーランスの働き方についての記事があふれています。
それらを見たところ、フリーランスの「仕事を選ぶ派」「選ばない派」双方の理由を挙げてみました。
「好きな仕事を選ぶ派」の理由
・会社に縛られないのだから、やりたいことをするべき
・好きなことのほうがスキル、ビジネスを究めやすい
・やりがいと収益と両方得られるのがフリーランス
「仕事を選ばない派」の理由
・好き嫌いという短絡的な理由では成長できない
・やりたいことばかりしていては、次の仕事につながらない
・いつも好きな仕事が豊富にあるとは限らない
ネットでざっと見たところ、「好きな仕事を選ぶ派」の記事のほうが少し多いような気がしました。
「選ばない派」の記事では「好きな仕事だけではフリーランスを続けていくことは難しいでしょう」といった厳しめのお言葉もありました。
私は仕事を選り好みするのか
それでは、フリーランスのライターとして働いている私はどうなのか。正直なところ、やりたくない仕事もしている、というのが現状です。
やりたくない仕事をするのには、いくつかパターンがあります。
一つ目は、人間関係で受ける仕事。
別の案件でお世話になっていて、その流れてやりたくない仕事を受けていることが多いです。単価の割に時間と手間が掛かる業務だったり、興味が無かったりする仕事でも「繁忙期なので手伝ってくれ」と頼まれて、受けるパターンもあります。
もう一つが「こんなはずではなかった」というパターン。
こちらの理解不足や、クライアントの説明不足が原因で、思っていた仕事と違っている場合です。本当に耐えがたい仕事の場合や、クライアントがいい加減で真摯さがみられない場合は「話が違う」とお断りしますが、こちらも注意が足りなかったと思う場合、費用対効果が悪くない場合、たまたま閑散期だったりする場合は受けています。
結論・今後の目標
結局のところ、好きな仕事を選ぶべきでしょうか。それとも何でも仕事をこなしていくのが理想でしょうか。
結論から言うと、どちらも正しいと思います。フリーランスになったことの目的がやりがいだったり、夢や自己実現の遂行だったりするのなら、妥協せずに仕事を選ぶべきだと思います。
ただ、生活費を稼ぐ目的や、私のように消去法でフリーランスをしている人なら、仕事を選ばず受けられる仕事は受けるべきだと思います。
フリーランスをして1年が過ぎた頃、ありがたいことに十分な仕事をいただける状況となりました。一方、自分がしたくない仕事や、自分のポリシーと反するクライアントの仕事もありました。
そこで、贅沢な話なのですが、ご迷惑の掛からない範囲で業務のいくつかを打ち切らせていただき、仕事をセーブすることで、やりたいことをする時間を少しだけ作ることとしました。
その時間を利用して書いているのが、このブログです。
理想は、好きな仕事をすることで、生活できること。さらに貯蓄できる収益を上げれば、人生はもっと豊かになると思います。欲を言えば、自分とクライアントの間でWin-Winの関係を築いて仕事し、それが社会のために役立てれば満点だと思います。
もう少し自分の気持ちに正直になった上で、これらの理想に近づけるようにするのが、私の当面の目標です。
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