フリーランスになり、2年で預貯金が200万円減

フリーランス

 こんにちは、「かく企画」社長の藤田です。2021年に19年3カ月勤めた会社を退職し、フリーランスのライターとして活動しています。

 以前、私が退職して以降、預貯金がどれだけ増減したかの推移を公開しました。退職してから蓄えを取り崩す生活が続き、1年間で100万円以上預貯金が減ったことを紹介しました。

 フリーライターで生計を立て始めて、もうすぐ丸2年。その後どうなっているか、あらためて紹介したいと思います。自分自身の現状をありのまま示すことで、このブログのテーマである「学歴も会社も頼れない時代に生き延びることの厳しさ」を考えていきたいと思います。

以前の記事のおさらい

 前回は、フリーライターを初めて1年間の預貯金の推移を公開しました。その当時を簡単におさらいします。

 会社を退職し、フリーランスになりたての頃は、仕事の件数が少なかったこともあり、1年目の11月までは月額20万円のペースで預貯金額が減少していきました。

 再就職手当514,080円の入金で一度は増加に転じましたが、その後は再び減少が続きました。東京など遠方への取材で交通費や宿泊費がかかったり、一眼レフのカメラを買い換えたりと経費が膨らんだことが影響しています。

2年目の預貯金は

 「今後についてですが、このグラフが急激に上向きになることはない。しかし収益アップにより、徐々に預貯金額を上げていきたい」。このように希望的観測をしていましたが、その後どうなったのでしょうか。

 2年目の前半も減少傾向は続き、一時は退職時から200万円近く減る状態となりました。とはいえ、1年間で250万円以上は減ると覚悟はしており、退職金などそれなりの防衛資金を用意していたので資金ショートすることはありませんでした。

 年が明けて、大型案件の売掛金が入金されたことにより、残高は3月に大幅アップ。5月も堅調に推移しました。7月に下がっているのは、国民年金保険料1年分を一括で前払いしていることが影響しています。

 また、事業収支や生活費の支出に加え、小規模企業共済やiDeCoへも毎月一定額を積み立てしています。これら老後の蓄えのための支出が増えたにもかかわらず、2年目は預貯金を回復することができたので、ひとまずは安心しています。

今後の展望

 フリーランス3年目の展望ですが、増減を繰り返しながら増えていく「ギザギザの右肩上がりのグラフ」で推移していき、退職時の預貯金額を上回るのが目標です。

 とはいえフリーランスの売上は安定しておらず、業績の悪化や急な出費、ライフスタイルの変化などにより、もくろみどおりになるかは不透明です。今後も定期的に業績や収支のチェックを続けていきたいと考えています。

 また、働き方をある程度コントロールすることができるフリーランスですが、新しい仕事へのチャレンジなどは残念ながら十分にできていない状況です。今後は、仕事に余裕を持たせることで新規事業について考える時間を確保したいとも考えています。

 お金の収支だけでなく、お金で買えない価値の収支を考えながら、学歴も会社も頼れない時代をどうやって生き延びるかについて考えていければと思います。