好きな仕事か 選り好みはダメか ー会社員編ー
きょうは、会社員という雇われの身で仕事を選ぶことの是非について考えてみたいと思います。
フリーランスの仕事は、一般的に「自分の好きな仕事を好きなときにできる」というのがメリットと言われています。以前、フリーランスは好きな仕事を選ぶべきか、それとも何でも仕事をこなしていくのが理想か、ということをテーマにしました。
好きな仕事か 選り好みはダメか ーフリーランス編ー
人や会社に使われる身である会社員は、一般的に仕事の選り好みはできないと言われています。しかし不思議なことに、好きな仕事を楽しそうに行っている会社員を見かけませんでしょうか。
今回は、雇われの身であるにもかかわらず仕事を選べている人にはどのような人がいるのか、社長の藤田なりに分析してみたいと思います。
ちなみに、私は会社で仕事が選べず、結果的にドロップアウトしてしまった人物です。ですので、この文章は何らかの真理を導き出す文章ではないことをあらかじめご承知置きください。最後まで読んでいただいても、おそらくオチはありません。
会社員で仕事が選べる三つのパターン
私が思う「会社員なのに仕事を選ぶことができている人」は次の3パターンです。
実力があり、会社から認められている人
文句を付けようがない、非の打ちようがない人です。
ミッションをこなし、またはイノベーションを起こし、会社の期待に応えることで好きな仕事を与えられるというようなパターンです。
しかし実力だけでは好きな仕事にありつけません。上司や会社に嫌われず、努力を認めてもらえる人間性も兼ね備えなくてはいけません。
単に運が良いために好きな仕事にありつけている、という会社員時代前半の私のようなパターンも、「運も実力のうち」ということでここに含みます。
アピール上手で好きな仕事をこなせている人
いわゆる「ゴマをする」パターン。会社によっては、社長など権力者の友人、一族、または愛人というケースもあります。「抜きん出た実力もないのに、あいつはなぜ好きな仕事をできているのだ」と思ったことはないでしょうか。
しかし組織の中で仕事をするには、円滑な人間関係をつくるというのも重要なスキルかもしれません。
好きな仕事しかしないとごねる人
3パターンの中で一番困ったケースです。このパターンは、毅然とした会社組織では抹殺される対象となりますので、絶滅種となります。
しかし良く言えば従業員に優しい会社、悪く言えばぬるま湯体質の会社では、この手の人の存在が認められています。いわゆる「ゴネ得」となりますので、頑張っている社員の士気は下がりがちになります。
仕事が選べずドロップアウトしたパターン
さて、緒言で申しましたとおり、私は会社で仕事が選べず、結果的にドロップアウトしてしまった人物です。
私が勤めていたのは新聞社で、元々記者の仕事をしていました。残念ながら記者としての実力はあまりなく、特ダネなども滅多に拾うことはありませんでした。特オチ(取材するべき案件を取材しないこと)といった致命的な失態もありませんでしたが、アピールするほどの実績もなく、またアピールする力もありませんでした。
そして、畑違いの部署に異動となりました。記者の実力を懸念されてか、アピール不足のためか、「適性がある」と思われてか、詳しい理由は不明ですが、異動となりました。
ここでパターン3のようにごねる法がありましたが、私にとってそれはできる相談ではなかったし、そんな度胸もありませんでした。
パターン2のアピールについては、異動の希望を出していましたが、会社の都合もあり聞き入れられませんでした。同じ仕事をしている人に失礼という遠慮もありましたが、今思えばそれ以上のアクションをしなかったという怠慢もあったと思います。
新しい部署では、多くの方々から「頑張っているな」と声を掛けられました。しかし抗うつ剤を飲みながら、毎朝食べたものを戻しながらの「頑張り」は、もはや頑張りではなく、無理の類です。
無理はいつか破綻します。私も結局何もかもが嫌になり、会社を去ることとなりました。
まとめにならない「まとめ」
さて、私なりの結論です。
雇われの身である以上、やはり好きでない仕事も腐らずに頑張るべきだと思います。
しかし「頑張り」が度を過ぎて「無理」となれば、いろいろなところでほころびが出ますので、ほどほどにした方がよいのかもしれません。
今回はスピリチュアルな文章になってしまい、話が全くまとまりませんでした。ともあれ、会社に頼れない時代、持続可能な自分本位の働き方を目指すことが必要だと思います。
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