世の中ゼニや! ー退職後にお金のために始めたこと5選ー

フリーランス

 仕事の依頼主やクライアントからの信用、家族や友人との絆、自分の健康など、世の中にはお金に換えがたい価値はたくさんあります。

 とはいえ、やはりお金がなければ、生活をしていくことはできません。

 こんにちは、社長の藤田です。2021年に新聞社を退職し、現在はフリーランスのライターとして活動しています。

 フリーライターになると年収が減り、経済的に厳しくなることが予測されました。現に退職してからの1年間で100万円以上預貯金が減りました。

 そのため、お金の知識の習得や、支出の見直しを行ったほか、節税をしながらの資産形成を実践。さらには、自分たちが食べる野菜などを栽培して、食費を節約してきました。

 今回は、会社を辞めて以降、お金のために取り組み始めた五つのことについて紹介したいと思います。

お金のために取り組んだ五つのこと

 退職に至るまでの詳しいいきさつは、別の文章に書いておりますので、ここでは省略します。

 退職にあたっては、それなりの生活防衛資金を貯めました。それでも、できるだけ預貯金の目減りを抑えるため、次のようなことに取り組みました。

①簿記の勉強
②保険の精査
③iDeCo
④小規模企業共済
⑤「ひゃっか」の栽培

①簿記の勉強

 会社員時代に記者から営業の仕事に移った際に勉強を始めたのですが、途中挫折していました。フリーランスは確定申告の必要があり、複式簿記の知識が役に立つことから勉強を再開しました。

 勉強を始めた詳しい経緯については以下をご覧下さい。(さっきからリンクばかりですいません)

 簿記を勉強することで、自分の資産の増減をよく理解することができるようになりました。

 例えば銀行からお金を100万円借りた場合、手持ちの現金は100万円増える一方で、銀行に対して100万円の負債を負うことになります。つまり、資産の増加と負債の増加が同時に発生するのです。

 こういった複式簿記の考え方を身に付けることで、自分の資産がどのような状態なのかを的確に知ることができていると思います。

 勉強にあたっては、通信講座のクレアール を活用しました。好きな時間に動画の講義を聴くことができる上、問題集や講義ノートなどの教材も充実。分からない点があればメールで何回も質問できます。さらに、答案練習や模擬試験などの実践対策も行うことができます。

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②保険の精査

 保険、特に生命保険の見直しにも着手しました。

 私は生命保険に加入していましたが、何がどう保障されているのか全く分かっていませんでした。そこでつてを頼って詳しい人に相談して、解約できるものは解約しようと考えました。

 相談に乗ってくださった方は、私の保険の内容について分かりやすく教えてくれました。保険を商売にしている方で、自分の取り扱う商品を売りたかったと思うのですが、そんな損得勘定は抜きにして、親身に向き合ってくださいました。

 相談を踏まえ、自分で考えた結果、「保障は必要かもしれず、解約は時期尚早」と結論づけました。それでも、常に見直しをしていきたいと考えています。

③iDeCo

 自営業者やフリーランスは、老後にもらえる年金が会社員に比べて少なくなります。会社員は国民年金に加えて厚生年金に加入する(俗に「2階建て」と言われます)のに対し、自営業者は国民年金にしか加入しないためです。

 そこで、自分自身で老後の年金を積み立て、株式投資で運用するiDeCoを始めることとしました。

 iDeCoは、月々に積み立てる掛け金が全額所得控除の対象になります。例えば月額5万円を積み立てた場合、所得税の課税所得から5万円×12カ月=60万円が差し引かれます。

 他にも、運用でお金が増えたときや将来お金を受け取るときにも節税効果を発揮。税制メリットを受けながら老後に備えることができる制度なのです。

④小規模企業共済

 小規模企業共済は「自営業者の退職金」と言える制度です。自営業を辞めたときに給付されるお金を、iDeCoと同じく自分自身で積み立てます。

 小規模企業共済もiDeCoと同様、月々に積み立てる掛け金が全額所得控除の対象になり、節税しながら資産形成ができます。さらに、積み立てた掛け金以内でお金を借りることも可能。経営者にとって、いざというときの味方になります。

⑤「ひゃっか」の栽培

 私の自宅は賃貸なのですが、猫の額程度の小さな庭があります。夏は家庭菜園、冬は花壇になっていたのですが、食費を切り詰めるために冬も野菜を育てることとしました。

 栽培したのは、「ひゃっか」とか「まんば」と呼ばれる高菜の一種。生命力が強く、葉をむしり取っても次々と生えてくることから「まんば(万葉)」という名前が付いたそうです。

 あくを抜くため、沸騰した湯で3分ほどゆで、さらに半日ほど水にさらしておきます。それを、豆腐や油揚げとともに軽く炒め、だし醤油やみりんで20分ほど煮ると、おかずが1品完成です。

 これがそのおかずです。(写真を適当に撮ったので、あまりおいしそうでありませんがご了承ください)

 私は子どものころから嫌というほどこの料理を食べているので、飽きてしまっているのですが、妻は気に入ってくれ、冬の定番メニューになりつつあります。

 ひゃっかは12月から3月初めごろまで収穫ができますが、暖かくなると薹(とう)が立ち、やがて菜の花を付けます。妻はその菜の花のつぼみも収穫し、おひたしにしてしまいました。

 「本当に食べられるのか?」と私は半信半疑でしたが、妻は「アブラナも食べられるのだから大丈夫でしょう」と意に介しません。夕餉の膳に何度か出ましたが、特にお腹を壊すことはありませんでした。むしろ美味で、花のつぼみのほろ苦さと、酢味噌が良く調和していました。

<h2>まとめ

 今回は、会社を辞めて以降、お金のために取り組んだ五つのことについて紹介しました。

①簿記の勉強
②保険の精査
③iDeCo
④小規模企業共済
⑤「ひゃっか」の栽培

 野菜も財産も、種をまいて適切に育てれば、いずれ収穫ができる! これからも殖やして残していきたいと思います。