フリーランス初心者 登録必須のクラウドソーシング

2023年6月28日

ライターの仕事を始めたいけど、どうやってお仕事を探せばよいのか分からない

まずはクラウドソーシングサイトに登録して、仕事を探すことをおすすめします。

クラウドソーシングサイト?

 クラウドソーシングサイトは、「仕事をしてほしい人」と、フリーランスなどの「仕事をしたい人」をマッチングさせるサービス。ライターの仕事はもちろん、デザイン、プログラミングなど、多種多様な仕事を簡単に見つけることができます。

 さらに、仕事ぶりが認められれば、継続的に仕事が依頼されることもあり、フリーランスになって間もない人たちにとっては、ステップアップのきっかけにもなりえます。

 ただ、全般的に報酬が低く、さらに手数料が引かれることもあり、いつまでもクラウドソーシングのみで仕事を探していると収益は上がらないと言われています。

 申し遅れましたが、社長の藤田です。19年勤めた会社を退職後、フリーライターをしており、今でもクライドソーシングサイトを通じて仕事の依頼が来ることがあります。

 今回は、フリーライターを始めようと検討している人やフリーライターになって間もない人に、クライドソーシングサイトのメリット、デメリットを説明したいと思います。

クライドソーシングサイトの種類

 一口にクライドソーシングサイトと言っても、いろいろな種類があります。

狭義のクライドソーシングサイト

 不特定多数に対して仕事が依頼、発注され、それに対して応募するサービスです。クラウドワークスやランサーズなど、フリーランスにとっては最もポピュラーな存在だと思います。

 その中でもクラウドワークスは、日本最大級の規模を誇りますので、自分にぴったりの仕事を見つけることが期待できます。フリーランスとして仕事を始める場合、とりあえず登録しておくべきサイトです。



マッチングサイト

 狭義のクライドソーシングサイトとよく似ているのですが、近年は依頼主とフリーランスのマッチングに重点を置いたサイトが増えています。ペンネームなどではなく氏名を公開することで信頼性が担保され、比較的単価が高い専門的な案件が多いのが特徴です。

 代表的なのが、Anycrewです。受注実績がなくても人脈を生かして仕事を探すことができ、スキルアップにつながる案件を多数見つけることができます。高単価の仕事がある一方で、初心者でも仕事が獲得しやすいのがうれしいです。



スキル販売サービス

 依頼主の募集に対して応募するのではなく、自分のスキルを“販売”することで仕事を得るサービスです。クライドソーシングサイトが同様のサービスを提供している場合があります。

 有名なのがココナラ。名前を聞いたことがある人は多いと思います。ライティング、イラスト作成、動画編集はもちろん、「身の上相談を聞きます」といったユニークな出品も可能。隙間時間で副業をしたい人から、ある程度売り上げたいフリーランスまで、幅広い層におすすめです。



クライドソーシングサイトのメリット5選

 クライドソーシングサイトは、フリーランスにとって様々なメリットがありますが、今回は初心者向けのメリットを五つに絞って紹介したいと思います。

気軽に案件を見つけることができる

 パソコンやスマートフォンで簡単に案件を探すことができます。たくさんの案件の中から、得意な仕事を自分で選ぶことができます。もちろん、ココナラなどのスキル販売でも自分の得意を売り出すことが可能です。

初心者歓迎案件がある

 フリーランスになったばかりのときは「本当に顧客が満足する仕事ができるだろうか」と感じることがあると思います。私自身も書く仕事から長く離れていたこともあり、不安がありました。

 しかし、クラウドワークスなどでは、「初心者歓迎案件」というものがあります。報酬が安いものが多いですが、最初のうちは自信を付けるために取り組んでみるのも一つの手だと思います。

継続案件もある

 依頼主が満足するような仕事をすると、継続して案件を頼まれる場合があります。特にマッチングサイトで多いとされていますが、クラウドワークスでも「引き続きこの案件もお願いします」と普通に頼まれます。

 私自身も、フリーランスを始めた当初から今に至るまで、継続的に仕事を発注してくださるクライアントさんがいくらかいます。

タスクもある

 クライドソーシングサイトは、自分のスキルをアピールして仕事を受けることが基本ですが、体験談の投稿やアンケートの回答など、「タスク」と呼ばれる誰でも無審査で行うことができる簡単な仕事もあります。

他のジャンルの仕事に挑戦することも可能

 クライドソーシングサイトは、ライティング、デザイン、プログラミング、営業などさまざまなジャンルの仕事が用意されています。ライターであっても、写真撮影や翻訳などの異業種に挑戦することが可能。秘められた自分の才能に気付くことがあるかもしれません。

 ちなみに私は、客のふりをして店舗などを訪れて接客やサービスを審査する「覆面調査」の仕事をしたことがあります。ライターとは違う面白さを感じることができました。

クライドソーシングサイトのデメリット

 いいことずくめのクライドソーシングサイトですが、デメリットについても触れておきます。

 人脈や自身の営業活動で得た案件と比べ、どうしても報酬が安くなる傾向にあります。例えばライティングの場合、1文字の単価が0.1円の案件があることも。1万字書いても1000円しかもらえません。

 いつまでもクライドソーシングサイトだけで仕事を探していては、売り上げをアップすることは難しいでしょう。

まとめ ー登録しておいて損はないー

 以上、クライドソーシングサイトのメリット、デメリットについて説明しました。

 これといったデメリットはなく、メリットのほうがはるかに大きいので、副業やフリーランスを始める方は、まず登録しておくことをお勧めします。

 私自身、人づてに仕事をいただくことが増えたこともあり、クライドソーシングサイトで仕事を得る割合は減る傾向にあります。それでも、以前仕事をいただいた方から「また今回もたのみます」と言われることもしばしばです。

 賢く利用すれば、スキルも売り上げもアップし、人脈も増やすことができる。それがクラウドソーシングサイトです。