レコーディングダイエットに勝った ――中年オヤジの最強ダイエット法―― ②ダイエットは強制される

役に立たない話

 こんにちは。仮面ライターです。

 ながらくブログの更新をさぼっていました。読者の方からメッセージをいただいていたのに申し訳ない限りです。この場を借りて、メッセージへの感謝の気持ちをお伝えいたします。

 暑いです。

 毎日天気予報の最高気温が33度だった学生時代(四半世紀前、いや、それ以上か)を思い出します。「高止まり」と友だちと言っていたのが嘘のようなこの数年。しんどいです。

 今回は5月に書いたダイエットの続編です。先に結論から言います。この3ヶ月間、多少の増減があったものの、基本的に数値はそのままです。

 アメニモマケズカゼニモマケズ、夏の暑さにも仕事のストレスにも負けず、脂肪は健気に私についてきてくれました。

 でもこの間、何もしなかったわけではありません。

デブとしての2025年夏の現状 ――デブ・インジケータ――

 直近の数値は以下のとおりです。

  • 体重75.4キロ(5月比:マイナス0.1キロ)
  • 体脂肪率23.4%(同:マイナス0.1%)
  • 腹囲92センチ(同・プラス1センチ)

 あ、腹囲が1センチ分アップしていました。

レコーディングダイエットを始める

 みなさんは、「レコーディングダイエット」をご存知でしょうか。岡田斗司夫さんが提唱したダイエット方法です。岡田さんは、文筆家、ユーチューバー、評論家など、たくさんの肩書を持つ人物です。

 ダイエットに興味はないのに、岡田さんの著書「いつまでもデモと思うなよ」(2007年、新潮新書)をたまたま手にしました。タイトルにパンチがあります。

 読んだ感想は「ふ~ん」という程度で、飛ばし読みをして終わり。

 ところが、数日後には、レコダイ(レコーディングダイエットを省略してこう呼ぶようです)を開始しました。

 記録によると6月22日から始めています。

 どうして始めたのか? ダイエットに興味がないと言っているのに。

 本を読んだ後、スプレッドシートを作ったらなんとなく、数値をメモしてしまいました。関数を入れて、1日のカロリーが自動で算出されるようなスプレッドシートを完成。気がついたら、朝も昼も夜も記録していました。

 岡田氏のメッソッドでは、段階を踏んでダイエットを進めます。

 「記録をつけるだけで痩せる」というのが最初の段階。なんでも食べていい。記録をつけていると、だんだん面倒になって食べるのが億劫になってくる、というものです。

 次の段階では、高カロリーの食べ物に意識が向かい痩せていくという話でした(実際にはもっとちゃんと書かれているので、興味のある方は著書を読んでください)。

 6月22日から7月25日まで、ガムやチョコレート一の1粒にいたるまでメモを取り続けました。

 外にいる時は、ポストイットにメモするなど、食べた時間、カロリーをひとまず記録しました。便利だったのはコンビニのレシートです。ここに、調べたカロリーと食べた時間を書いておけば、メモになりました。

 図書館に行くと、岡田さんがレコダイ関連の本をいくつか出していることを発見。その場で、斜め読みをするなど、完璧にレコダイ信者になりました。

レコダイに失敗

  レコダイ実施は1ヶ月を過ぎました。ところが、その数日後にやめました。まったく痩せなかったからです。

 どうして痩せなかったのか。

 理由は、私はもともとメモ魔です。記録をつけるのが好きなので、まったく苦にならなかったからです。外食して飲酒をして酔っ払ってももちゃんとメモを取ります。かなり酒が進んだ時には、写真を取ったり、朝に思い出したり。面倒でないわけではないですが、飲食を控える要因にはなりません。そうこうしていたら、レコダイを始める前と1ヶ月後で、ほとんど食生活が変わりませんでした。

 誤解なきよう先に言いますが、岡田さんを恨んでいませんし、著書にケチをつける気はまったくありません。

 岡田さんの著書を読むと、岡田さんは間食をたくさんする方なので、のびしろ(というのだろうか)がたくさんあり、その分、初期から痩せたのだろうと推察します。

 それにしても、メモが苦にならない私。元記者だったからなのか。単に暇なのか。

デブの動かすのは何か

 ということで、さしたる思いもなく始めたレコダイは失敗しました。正直、失敗という後ろめたさすらありません。

 レコダイ終了からそれほど間を開けずに、職場の管理部門からメールが届きました。社外の保健師と面談をして痩せるようにとのことです。

 この数年、たいして体重が変わらないのにどうしてだろう。面談してわかったのは体重以外の数値が悪かったからというのが理由でした。

 正直、乗り気ではありません。6年くらい前に同じ面談をして(この時は腹囲が基準値をオーバー)、指導を受けました。その時は痩せました。理由を分析すると、保健師さんがかわいかったからです。

 新しい恋に出逢えば、私の場合はすぐに痩せると思います。(寅さんとメンタリティは同じです)

 読者の方からのメッセージを思い出しました。

 体重を減らさないでいると加齢とともに膝の関節などを痛めるそうです。う~ん、痩せないといけないのかな。

 ここで、「でも」と言ってしまうのが私の悪い癖。「でもさ、会社は中年社員を辞めさせるために、毎年びっくりするような姑息な手をうってくる。そもそもいらない人間に、健康でいろなんてなぁ」とか、ぼやいてしまいます。さらに、「企業年金もバサッと減らして、内心ははやく死んでくれって思ってるくせに」なんて愚痴も口から出そうになります。

 今回の指導は、期限内に痩せないと指導が延長されるとのこと。面談を回避することも出来ず、強制的にダイエットをすることになりそうです。

役に立たない話

Posted by kamenw