真下みこと「#柚莉愛とかくれんぼ」

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 こんにちは、仮面ライターです。

 今回は、真下みことさんの「#柚莉愛とかくれんぼ」(2020年、講談社)です。真下さんは、この作品で2019年の第61回メフィスト賞を受賞し、大学生で作家デビューをしています。

 地下アイドルの3人の女の子の物語です。主人公でセンターの女の子(真ん中に立って歌う人)は悩んでいます。自分たちが売れないこと、自分がセンターで良いのか。そして、SNSでのひどい批判。

 登場人物のファンの一人は、自分はほかの地下アイドルファンとは違うと、歪んだ自負を持っています。

 ある日、センターの主人公が、オンライン配信中に体調不良になり、ネット上で叩かれます。ドッキリだったとして主人公が後日ごまかすと、大炎上。主人公は追い詰められていきます。そして、身の危険が迫ります。主人公を追い詰めていたのは実は〇〇だったという話です。

 正直、私は十代の女の子が主人公という話が苦手です。装丁のデザインからしてちょっと苦手。そもそも、タイトルに「#」ってなに?という感じでした。ところがところが、するっと引き込まれてしまいました。

 主人公の等身大感と、ネットオタクの歪んだキャラクター。なにか起こりそうだなと期待させられます。また、話の運び方がとても良いです。腕力でストーリーを展開させず、自然体なところが長所です。

 真犯人の思いが想定内ではありました。かといって、別のストーリーを考えられるかと問われると、難しくもあります。

 なによりも10代から年寄りまで読める作品です。この作品を書いた真下さんと、作品を選んだ講談社のスタッフに感謝です!

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Posted by kamenw