【超初心者向け】新聞とは何か① ー材質・大きさ・購読方法ー

新聞記者

 こんにちは、社長の藤田です。現在、フリーランスのライターとして活動していますが、かつてはとある地方新聞社の記者として仕事をしていました。

 「新聞記者として…」などと、新聞はみな読んでいて当然という前提で自己紹介していますが、このブログの読者の中には、紙の新聞を手にしたことがないという若い方も多くいらっしゃると思います。

 私が子どもの頃は一家に1部というくらい取っていた新聞ですが、今は購読しない世帯も多く、新聞離れは深刻化しています。

 しかし、「それなりに信頼できるニュース」を「幅広く、効率良く得る」手段として、紙の新聞を上回るメディアはまだ誕生していません。かつて新聞を作っていた、売っていたというひいき目を差し引いても、私はそのように考えています。

 そこで今回は「新聞とは何か」を説明したいと思います。メディア論ではなく、発行物としてどういう物質であるかというごく基本的な説明です。「超初心者向け」と銘打ち、新聞の原材料、大きさ、価格、購読の方法など取り上げたいと思います。

新聞とは

 新聞とは、日々のニュースや情報を報道するメディアの一つです。

 テレビやYouTubeが動画の情報であるのに対し、新聞は文字情報。文章でニュースを伝えます。

原材料は?

 ご存じかもしれませんが、新聞は紙でできています。折りたたんでかばんなどに入れて持ち運ぶこともできる、非常にポータブルな出版物です。

 紙は新聞用の特別なものを使いますが、王子製紙、大王製紙、日本製紙といった耳なじみのあるメーカーで作っていることが多いです。

 印刷は、輪転機と呼ばれる大きな機械で行います。輪転機は、一度に大量の印刷をするのに適した機械。そのために、新聞は毎日発行することができるのです。

大きさは?

 新聞では、ページのこと「面」と言います。1面の大きさは、ごく一般的な新聞で横40センチ6ミリ、縦54センチ5ミリ。この大きさのことを「ブランケット判」と言います。

 ちなみに、ブランケット判の半分の大きさのことを「タブロイド判」と言います。イギリスの「ザ・サン」や「デイリー・ミラー」、日本の「夕刊フジ」や「日刊ゲンダイ」のような大衆紙はこの大きさであることが多いことから、タブロイド紙と呼ばれることがあります。

面(ページ数)は?

 面の数は、新聞の種類や日にちによって異なります。新聞の中でも私たちが比較的目にすることの多い新聞の場合、少ない日は30面弱、多ければ40面くらいです。

 なお、お正月は各新聞社ともボリュームを増やしており、90面以上にもなります。重たいので配達する人は大変です。

重さと折り込みチラシについて

 我が家に配達してくださったある日の新聞の重さを量ってみました。

 この日は32面構成。紙面だけ図ると、66グラムでした。

 「紙面だけ」と言いましたが、宅配の新聞には商品などの広告チラシが付いてくる場合が多くあります。このチラシのことを折り込みチラシと呼びます。

 チラシ込みの重さを量ると、この日は130グラムとほぼ倍。計測した日は、折り込みチラシがいつもより多く、別刷りのテレビ番組表があったので、結構な重さになりました。

 ちなみに折り込みチラシは金曜、土曜などの週末に多い傾向があり、一番少ないのは月曜日です。

新聞を読むには

 それでは、新聞はどこで読んだり購入したりできるのでしょうか。

どのようにしたら読めるのか

 新聞を読む方法には、①定期購読して最寄りの新聞販売店に届けてもらう、②コンビニエンスストアや駅の売店などで購入する、の大きく分けて2パターンがあります。

 定期購読の場合、電話、ネットで申し込みをすれば、最寄りの新聞販売店が毎朝配達。地域にもよりますが、朝刊なら大体午前6時くらいには届きます。

 雨の日も風の日でも、配達員の方が一生懸命届けてくださいます。台風や大雪、離島では船の運休など、よほどのことがない限り届けてくれるので、頭が下がる思いです。

新聞の発行日

 基本的に毎日発行しますが、月1回休みがあることが多いです。この日に配達はありませんし、コンビニで売られることもありません。一部のスポーツ紙は休刊日でもコンビニでのみ販売されることがあります。中には、毎週日曜が休刊になるものがあります。

価格は?

 価格は新聞により異なります。詳しくはネットで調べてみてください。

まとめ

 今回の要点です。

・新聞とは、日々のニュースや情報を文章で報道する紙でできたメディア
・購読するには、販売店で定期購読するか、コンビニなどで購入する
・定期購読の場合、雨の日も風の日も配達員の方が届けてくださる

 冒頭で述べましたが、新聞は「それなりに信頼できるニュース」を「幅広く、効率良く得る」ことのできるメディアと考えています。学歴も会社も頼れない時代、就職活動や仕事で結果を残したいと考えている方は、一度定期購読を試してみてはいかがでしょうか。

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Posted by かく企画