疲れないオフィスチェア ―肩こりから解放してくれた2万円―
みなさん、こんにちは。「かく企画」社員の仮面ライターです。私は、小説とブログ記事を書き、バイトでもオフィスワーク中心の毎日を送っています。
10年くらい前からひどい肩こりに悩まされてきました。パソコンに向かうとすぐに肩がおかしくなる日々。2万円あまりのオフィスチェアを購入して、状況が一変しました。
このブログは、学歴も会社も頼れない時代にどうやって生き延びるかをテーマに、書くことで人生を良くしていく方法を紹介しています。
肩こりがひどくて書けなくなる、もしくは、書くことに困難を感じるようになっては、元も子もありません。
今回は、私の椅子選びの経験を紹介します。お役に立ったら幸いです。
プライベートブランドの湿布で肩こりを乗り切る日々
冒頭にも書きましたが、10年ほど肩こりに悩まされていた私。ネットで調べたストレッチをしてこらないようにはしてきました。
それでも、時々、肩こりを通り越して首筋から肩、背中にかけて痛みを感じることもありました。
ドラッグストアのプライベートブランドの湿布を購入し、ペタペタと貼り、ピンチをだましだまし乗り切っていました。ただ、毎日のように湿布を貼ると、湿布の薬の副作用のためか、貼っている箇所が肩こりとは違う痛みを感じ、「うぁ、まずい」という状況になりました。
よく効く湿布は、プライベートブランドで比較的安めとはいえ、購入費も無視できませんでした。
朝周り夜回りからの開放
私の場合、肩こりの前は腰痛でした。原因は結構はっきりしていました。
朝周り夜回りをしていた記者時代に腰痛が悪化。寒い冬に立ち続けて、取材対象者を待つ生活の結果でした。
リストラで記者ではなくなると、腰痛は次第に消えていきました。もちろん、無理な姿勢で力を入れたりすると、腰の痛みが復活することはありますが、慢性的な痛みはなくなりました。
その代わり、パソコンに向かい続ける時間が増えました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、自宅で働く機会が多くなりました。
リストラでなれない仕事に従事するようになり、肩こりは明らかにひどくなっていきました。私の場合、気温とパソコンに向かう仕事量で肩こりの程度は違いました。
ひどいときには、気持ち悪くなったり、こりを通り越して痛くなったり。こる前にストレッチをすると良いのですが、時間に追われたり、集中したりすると、ついつい筋を伸ばすことを忘れてしまいました。
肩こり・疲れを感じなかったオフィスチェア
春先に自宅を出て事務所で仕事をしたときのことです。新調されたオフィスチェアにすわり、仕事をしたのですが肩こりも疲れもありませんでした。
翌日もそのオフィスチェアを使いましたが、前日同様に体の不調はありません。
ネットで調べると、「ランバーサポート」という言葉がキーワードだとわかってきました。ランバーサポートとは、腰を立たせる姿勢をサポートしてくれる椅子の部品です。
また、座面は「モールドウレタン」という、長時間座っても型くずれしにくい材質を使っているものが良さそうです。
人間工学に基づいて設計された椅子というのも重要な要素だとわかりました。
実際の品物を見に行く
ネットで数日に分けて椅子を調べ続けました。合計で2時間は検索していたと思います。
ただ、値段の幅は、1万円以下から10万円以上と大きく、自分が調べた要素が、果たしてどこまで肩こりに効くかわかりません。
そこで、自分が住む地域で一番品揃えが多そうな店を探して訪問することにしました。
事前に電話をして、体の不調について説明。椅子を探していることを伝えました。そして、購入を焦らずにじっくり探そうという気持ちで行くことにしました。
来店すると店員の人が対応してくれました。「ここらへんがお望みの椅子です」とだけ言われ、そのままにされました。
値段は様々。ランバーサポートが付いて10万円以上する椅子は、座ってすぐに「これは楽だ」とわかりました。ただ、10万円は予算オーバーです。洒落たデザインでランバーサポートがないものでも8万円。座り心地が良いのに2万円のものもあります。
対応してくれた店員に声をかけて相談してみることにしました。
私が使ってみたオフィスチェアがいくらかはわかりません。ただ、だらりと背もたれに寄りかかり、悪い姿勢で机に向かっていたのに、肩こりがなかった経験を伝えました。
「自宅で仕事をするときはどんな椅子を使っていますか?」
店員に聞かれ、ダイニングチェアを使っていると私は答えました。
「ああ、それ肘ですね」
店員は即座にアドバイスしてくれました。助言によると、長時間パソコンを操作する場合、肘を支えるものがないと、肩が緊張し続けるというのです。
言われてみれば、マウスを持つ方の肩がよくこります。文字を打つよりは、マウスを使う時間が長くなると、こりがひどくなることに気がつい気ました。
店員は「間違えないと思います」と言いました。
当たりだった店員おすすめの椅子
実際に、いくつかの候補の椅子を並べてもらい、家で使う高さと同じ机を用意してくれました。
座面の高さ、肘掛けの高さが調整できるチェアは、楽だということが体でわかりました。
「あの、ランバーサポートとモールドウレタンは、これらには使われていますか?」
私が質問すると店員が言いました。
「ランバーサポートは、本格的になると10万円くらいのものになります。モールドウレタンも高級品です。でも、お客様の場合、肘と高さ調整で肩こりは解消すると思いますよ」
別売りのヘッドレストは迷いましたが、疲れたときにだらりとしたいので奮発し、税込み約2万7千円を払って購入しました。
社長に購入額を伝えると、「思い切ったなぁ」と言われました。ただ、湿布の使用頻度が減れば元は取れるはずという計算で私は決めました。
まとめ
購入してから2ヶ月。肩こりはほぼゼロです。時々、自宅以外で仕事をするので、そのときに肩の調子がおかしくなることはありましたがが、2万7千円の椅子で悩みは解決しました。
うれしいことに、購入後にオフィスチェアをネットで調べてみたところ、座面はモールドウレタンでした。店員さんの記憶違いでしたが、嬉しい間違いです。
また、ランバーサポートは、本格品より性能が劣るとのことですが、腰痛はほぼ解消していたので、購入品についているもので十分でした。
肩こりに悩む人にすすめるオフィスチェア選びのまとめをしたいと思います。
・品揃えが多い店に行き、実際に座ってみる
・しっかりと相談できる店員がいる店に行く
・事前にめぼしい商品がなければ、「ランバーサポート」「モールドウレタン」「人間工学」の3つのキーワードで店員に探してもらう
・店員には、肩こりや腰痛の症状、仕事の仕方などを伝える
・店員の説明が実感としてわかりにくければ、遠慮なく質問し続ける
・値段の差を効いてみる
私は、結果的に初来店で購入しました。
店員さんは控えめな方で、ゴリゴリ売りに来るタイプではありませんでした。10万円以上の品物を扱っているからかもしれませんが、私が買ったチェアについて、過剰な期待をしないようにというニュアンスのことを言っていました。ところが、実際に使ってみたら、肩こりはどこかに行っていしまいました。
店員さんには本当に感謝しています。久しぶりに良い買い物ができました。
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